ご挨拶

日本医療マネジメント学会 第20回北海道支部学術集会

会長 高金 明典(函館厚生院函館五稜郭病院 副院長)


この度、日本医療マネジメント学会第20回北海道支部学術集会の会長を拝命し、令和2年10月10日(土)に学術集会開催予定でした。しかしながら新型コロナウィルス感染拡大のため、やむなく延期とさせていただきました。つきましては、来る令和3年10月16日(土)に改めて函館開催を予定しております。開催方法は予防対策を徹底し、感染状況に応じて臨機応変に対応する所存です。
今回の学術集会では-地域が求める連携と医療マネジメントの重要性-をテーマにいたしました。これからは地域のニーズに応えるため、各医療機関の機能的役割分担による効率化や合理化が重要となります。地域連携ネットワークを強化し、より一層安全、確実、質の高い医療提供を図り、各職種のマネジメントスキルを向上させることで連携をさらに加速させ得ると思われます。地域の特徴に応じた連携の工夫や問題点を明らかにし、多職種間の連携などを医療マネジメントの観点から議論していただくことを希望いたします。また、働き方改革の推進なども含め、医療の質を担保しながら医療環境や医療収益を充実させるために、各施設が取り組んでいる戦略とその結果などをご紹介いただき議論できれば幸いです。様々な医療情報の共有と有効活用により、各施設のマネジメント能力向上が期待できます。
第20回記念学術集会開催にあたり、会員の皆様ならびに道内の各医療機関にとって有意義で実りある学術集会になるよう努めさせていただきます。